【知識ゼロから仮想通貨投資】出来高を分析すると〇〇がまるわかり。【出来高を図解で徹底解説します】
どうも、しろしんです。
正解は、出来高を分析すると、「投資家」の動きが丸わかり、です。
出来高からは、本当にいろんな情報が読み取れます。
私もしっかり勉強するまでは出来高を完全にナメてました。
出来高なんてローソク足チャートについてるただのおまけグラフでしょ?
どれくらい取引されているかなんて、ローソク足でもわかるから必要ないよ。
って感じでした。
ちなみに、ローソク足では取引量を知ることはできません。←私、完全な初心者でしたw
しかし、出来高を一度勉強すれば、気づくんです。
「え?出来高分析ってマジですごいんやーん!」ってことに。
そうなんです!
「出来高は価格に先行する」といわれるほど、知れば価格変動の初動を素早くキャッチできる優れたテクニカル分析ツールなんです。
え?出来高ってそんなに使えるの?って思った人はぜひ最後まで読んでくださいね。
とてもわかりやすく簡単にまとめたつもりなのですが、知っておいた方がいいことが多くてボリュームはちょっとあります。(だいたい15分程度)
おそらく、この記事だけでは伝えきれないことが出てくると思うので、それは別記事でお伝えしたいとすでに考えています。
あと、この記事の最後あたりにある「出来高分析」は、知らない人にとっては、マジで目からウロコものだと思っているので、その部分だけでも読む価値ありです。
逆に知らないといつまでたっても相場予想が当たらないかもしれません。
では、前置きはこれくらいにして出来高分析について勉強しましょう。
目次
1、出来高の基本を知ろう!
まずは、出来高の基本をサクッと確認しましょう。
出来高とは?
出来高は、仮想通貨チャートの下の方にある2色の棒グラフで、ある一定期間中に、売りと買いの注文が成立した数を表したものです。
出来高の棒グラフからわかること
- 棒グラフが高い・・取引が活発で、投資家の注目度が高い。注文が約定しやすい
- 棒グラフが低い・・取引が活発ではないので、投資家の注目度が低い。注文が通りづらい
例えば、1000BTC売りたいAさんと、500BTC買いたいBさんがそれぞれ注文したとします。この場合の出来高は、売買が成立した500BTCとなります。
*売り、買いのどちらか一方だけ注文がたくさんあっても出来高は成立しませんので注意しましょう。
また、棒グラフが2色にわかれているのは、ローソク足の陽線、陰線に合わせているためです。
出来高からの読み取り
ピークがわかる
出来高がかなり高く積み上がる時は、相場の転換サイン。
上記チャートのように赤丸の出来高が高くなった後に相場が上昇し、黄丸の出来高が高くなった後に相場が下落しています。
これは、相場がこれ以下、もしくは、これ以上伸びないと判断した投資家が多くいたことを表し、また、それに対して逆の予想をした人が同じくらいいたことを表しています。
その結果、出来高とチャートが、逆からの圧力に負けた結果とも言えます。
いきなり突出した出来高が現れたら、そこからトレンド転換が始まる可能性が高いです。
ちなみに、この2つの出来高のピークをバイイングクライマックスとセリングクライマックスといいます。
- 相場の底で起こるピーク=セリングクライマックス
- 相場の天井で起こるピーク=バイイングクライマックス
相場の強気・弱気がわかる
出来高のピーク後を見るとその相場が強気なのか?弱気なのか?がわかります。
出来高のピーク後、しばらく高めの出来高ができるのは、その流れを指示する投資家たちが追いかけて買ったためです。
つまり、現状の相場の流れを支持する人がそれだけいるということになり、強気相場となります。
逆に、大きな出来高が積み上がったにも関わらず、その後の出来高が低く続くのは、トレンド支持者がいないことを表しています。
つまり、トレンド転換失敗か、トレンドがすぐに終わる可能性があることを示し、弱気相場となります。
基本的な相場の流れは、出来高のピークを始点にして棒グラフの高さが徐々に低くなり、また、高い出来高が出てきたところからトレンドが変わっていくという感じです。
2、出来高とローソク足で相場予測が飛躍的に向上する
出来高とローソク足の正しい関係性
テクニカル分析では、「出来高を伴った値動きは信頼できる」とされていますが、それは少し違います。
正しくは、「出来高とローソク足が正しい関係性を保っているものは信頼できる」だと思っています。
では、正しい関係性とは何か?というと、
出来高の高さとローソク足の長さが比例している状態を正しい関係としています。
相場が大きく変動するためには、それだけたくさんの出来高が必要になるはずなので、通常だと相場の変動(ローソク足の長さ)に比例していくことになります。
そうなると、相場変動が小さくなった時に出来高も低くなっているのは正しい関係となり、そのトレンドはまだ続く可能性が高いといえます。
ローソク足がちょっとわからない人はこちらの記事を参考にしてください。
【知識ゼロから仮想通貨投資】ローソク足は3つのポイント押さえておけばOK!【わかりやすい図解付き】
どうも、しろしんです。 今日は基礎中の基礎、ローソク足チャートの見方について、3つの大切なポイントを図解でわか
出来高とローソク足で買い場と売り場を見つける
出来高の高さとローソク足の組み合わせで買い場と売り場を見つけやすくなります。
表にまとめたのでご確認ください。
上影陽(陰)線+出来高が多くなる=天井の可能性が高い=売り場
下影陽(陰)線+出来高が多くなる=上昇の可能性が高い=買い場
ヒゲ長い十字線+出来高が多くなる=市場反転の可能性が高い
大陽(陰)線+出来高が多い=相場のあと押しの可能性が高い
小陽(陰)線+出来高が多い=売り圧力が働いている
(上昇トレンド中)首吊り線+出来高が多い=売り抜けサイン(下落の可能性あり)
出来高とローソク足でダマシを暴く
出来高とローソク足でダマシを察知することができます。以下の3つのような出来高とローソク足が正しい関係にないパターンがでたら気をつけましょう。
(トレンド継続中)小陽(陰)線+出来高が多い=逆の圧力がかかってる可能性あり
ヒゲ長い十字線+出来高が少ない=クジラなどの相場操作の可能性あり
大陽(陰)線+出来高が少ない=クジラなどがすでに手を引いている可能性あり
3、「出来高分析」でクジラの動きを予測する
まず始めに、クジラの心理と行動を知っておく必要があります。
クジラとは、巨額の運用資金を抱えて、多額の投資を行う組織である機関投資家のことを指します。
クジラだけに限らず、当たり前のことなのですが、相場の底で買って天井で売る。もしくは、天井で空売りして底で買い戻したいと投資に参加してる全員が思うわけです。
個人投資家は底と天井を予測し投資しますが、資金力のあるクジラたちはその資金力で自ら底と天井を作り出すことができます。
投資格言で「頭と尻尾はくれてやれ」とありますが、頭と尻尾、つまり、天井と底を当てるのは、リスクが高いのでやめておこうってことなんですが、
それは昔の話だと思っています。
- 現在のテクニカル分析とリアルタイムデータはクジラの動きを観察できるほど進歩しています。さらにそのデータは定期的にSNSで投稿されています。
ちなみにこちらが私が普段確認しているTwitterのbotです。BTC Status Alertのデータは15分に一度流れくるのですが、デイトレードされる方なら、資金移動がわかるのでこれは必須だと思ってます。
#BTC Derivs Sheet (Tweet every 15 min.)
CME Delayed (10 min)
GS Delayed (15 min) and OI = SHARES OUT pic.twitter.com/Bs9agTfSJ9— BTC Status Alert 📊 (@btc_status) August 13, 2022
$AR / BTC Volume increase detected!
Spike: 3.21 BTC
24h Vol: 8.43 BTCGet ALL the alerts here: https://t.co/2NPcHHX7r0#crypto #bitcoin #binance #altcoins #hodl #defi #trading #freedom #blockchain $btc $ankr $api3 $etc $tfuel $aion $snm $firo $slp pic.twitter.com/4HVFQYzaHU
— VolumeMonitor.com 🚀 (@VolumeMonitor) August 12, 2022
⚠️BREAKING:
*SPAIN JULY CPI INFLATION RISES TO 38-YEAR HIGH OF 10.8%; EST. 10.8%; PREV. 10.2%
🇪🇸🇪🇸 pic.twitter.com/4kDQcLw3Le
— Investing.com (@Investingcom) August 12, 2022
EUROZONE INDUSTRIAL PRODUCTION MOM ACTUAL 0.7% (FORECAST 0.2%, PREVIOUS 0.8%) $MACRO
— Breaking Market News ⚡️ (@financialjuice) August 12, 2022
Twitterのリストにしてありますので、欲しい方はこちらからどうぞ。 【テクニカル分析用BOT】
一昔前なら高額投資商材となっていたものも今では無料で手に入る。それを分析する知識さえあれば天井と底を知ることも不可能なことではありません。
今まで成功法だといわれていたことが、いきなり古いといわれるのが当たり前の世の中。投資方法はどんどん変わっていくので常に新鮮な情報を取り入れることが大切だと思っています。
話が脱線したので戻しますね。
さきほど、クジラたちが相場の底と天井を作っているとお話ししましたが、そのタイミングを知ることで相場予想に強くなれるわけです。そのタイミングを知る手がかりが出来高とローソク足の関係で見えてくるわけです。
では、まずは一番大切な「クジラの基本の動き」についてお話します。
出来高でクジラの基本の動きを知る
クジラの基本の動きは下の図のになるのですが、この基本を知ることで焦って取引することがかなり減ると思いますのでしっかり頭に入れておきましょう。
- ❶前回の下落トレンドの押し目
底で反転した後にこの価格帯が上値抵抗線となっている - ❷前回下落トレンドの底
底で参入した投資家の損切りラインになりえる - ❸1度目の上昇(試し①)
1度目の上昇から少し株価を下げ、売り注文の出来高を伴った下落 - ❹2度目の上昇(試し②)
保有者の確認。売らせるため再び株価を下げ、売り注文が入る
まだ個人投資家が残っている状態 - ❺振るい落とし
個人投資家を一掃するため❷の安値以下まで下げる
恐怖に負けた個人投資家の損切り&投げ売りで出来高を伴った下落 - ❻3度目の上昇(試し③)
一度大きく下げたものの出来高は増えていない
この価格帯で株を手放す投資家が枯れたことを示唆 - ❼4度目の上昇(試し④)
改めて相場を下げてみるが売りは出てこない
機関投資家の買い占めが進み、価格の上昇が始まる。
【ポイント①】❶前回の下落トレンドか❹2度目の上昇(試し②)まで
❶❷が、これから始まる相場の上値抵抗線と、底で買った投資家たちの損切りラインになることが多いです。
❸❹で❶とほぼ同じラインで相場が戻されてるのが確認できればほぼ間違いなし。この2つが基準となって相場が上下していくことになります。
❸❹で、そこそこ高さのある出来高ができて、ローソク足が陰線になっていれば、それはくじらの試しになります。
何を試しているのかというと、個人投資家たちが上値抵抗線から大きく戻されたときに売るかどうかです。ここで売り圧力と買い圧力のバランスを確認しています。
【ポイント②】❺振るい落としから❼4度目の上昇(試し④)まで
❺で高く出来高を積み上げたことで大きな下落が起こります。これは、前回の底を割るところまでコインの価格を下げることによって、損をしたくない個人投資家たちの損切りと投げ売りを誘い、くじらは底値で損切りや投げ売りされたコインを買いしめ、市場を掌握していきます。
また、相場上昇の邪魔になる売り圧力を抑えることも可能になったので、価格上昇が起こりやすい状況を作り出せたことになります。
❻試し③では、売り圧力が残ってるか?の確認になります。ハンマーのような下影陰線ができたのがその目安で、相場が下がって売る人が少しいたが、そこまで続かなかったので最終的に買い優勢の状態です。出来高は売買成立しなかったので低いままです。
❼試し④が最終確認。相場上昇を邪魔する売り圧力がないことが確認できます。
相場をよく知る人は、今がこの王道の流れのどの位置にあたるのか?を考えて投資予測をしていきます。
この仕組みを理解した上で、クジラの流れに乗っかることが私たち個人投資家が賢く稼ぐ方法だと思います。
この流れを知らない初心者投資家は、短期で稼ごうとすればするほどクジラのカモにされてしまうことになります。
「天井で高値掴みをする」「焦って売ったらそれが底だった」なんて経験ありませんか?
私はこの心理戦に飲み込まれて50万円ほど損切りしました。完全にくじらに振り回された結果なんですよね。
今思えば、もっと基本のことくらい勉強してから投資を始めればよかったなと思うけど、あとの祭りですね。😅
ちょっと余談になりますが、
私は基本的にマージン取引をせずに現物のみで投資することにしています。(少し前までマージン取引で一発当ててやるって言ってました。)
なぜマージン取引をしないかというと、予想と相場の流れが合致している間はいいのですが、大きく外れてしまうと保証金が足りなくなり、マージンコールに耐えられなくなったあと、手元に残るお金がゼロになるからです。
クジラの「振るい落とし」の規模をどの程度で想定すればいいのか分かりませんし、想定できたとしてもそれに耐えられるだけの保証金を準備するのはかなり難しいと判断したからです。
現物取引だけにとどめておけば、その心配はありません。コインの値段がどれだけ下がったとしてもコインの取り扱いがなくならない限り、必ず手元に残ります。
暴落といえるくらいの「振るい落とし」に合ったとしても、コインを焦って手放さない限り含み損から含み益にいずれ変わる可能性があるからです。
なので、私と同じような初心者投資家は、アルトコインの現物をオススメしています。
アルトコインのオススメ理由は2つあって、
- ボラティリティが高いことを逆手にとって、高い利益率をあげることができる。
- 現物なので、暴落しても仮想通貨取引所にコインをもっていかれることがない。
投資トレードで一番怖いのは、コインを全部没収されて、借金だけが残ることです。現物取引のみにしておけば、無理な追加投資をしない限り、それは回避できます。
あとは、優秀なアルトコインを見抜く力とテクニカル分析の知識をつければ勝率はかなり上がります。
アルトコインといえども、テクニカル分析で相場の流れを予測することは可能です。
マージン取引に頼らなくても比較的安全で確実に資産を伸ばしていくこともできます。
出来高分析のまとめ
- 出来高は、仮想通貨取引のある一定期間の売買成立した数を知ることができる
- 出来高のパターンで相場の流れを予測できる
- 出来高とローソク足で相場の買い場、売り場がわかる
- 出来高を知ることは、くじら(機関投資家)の動きを知ること
出来高分析、どうだったでしょうか?
出来高は、相場の流れが変わる局面でチェックするだけで取引のいい判断材料になってくれます。一回では覚えきれないと思うので、何度か確認しにきてください。
出来高はあなたの強い味方になってくれます。
この情報が仮想通貨投資をされる皆様にとって少しでもお役にたれば光栄です。
では、これからもコツコツ相場分析していきましょう!
長文購読ありがとうございます。
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